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黒柴の双子、ふうとりんが服従訓練やアジリティに挑戦していく様子を紹介します


by shinobu8chobi
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シーソー克服へ・その9「勝手に完結」

まだまだへっぴり腰だけど、競技会本番でとうとうシーソーを成功させることができたふうちゃん。

バタンという大きな音に驚いてまたできなくなるのか、それはこの先分からないけど、今「やっと」という思いにホット一安心しています。

ふうとのシーソーは困難と壁の連続でした。最初の練習から強烈に嫌がり、何度も練習フィールドを飛び出していきました。

環境を変えてなんとかなると思った矢先、パニックを起こして訓練所から逃亡し、車にひかれる寸前まで行きました。その後も苦難の連続で、練習を嫌がる、訓練所が近づくと車で吐く、しまいには家から出たがらない、といった症状が次々と表れ、アジリティー自体を嫌がるようになりました。一時はシーソーの克服だけのために、訓練所に預ける、ということまで考えました。

「頑張ればなんとかなる」といったものが、ふうのシーソーにはまったく感じることができない中での練習でした。

しばらく期間を置き、何度か希望も持たせてくれましたが、それもことごとく裏切られていきました。

しかし、年末あたりの練習から、今までとは何かが違っていました。ふう自身が「頑張ろう」という気持ちを持ってのぞんでくるようになった点でした。

ふうはずっと心の中でシーソーができないことをつらいと感じていたと思います。りんがこれみよがしに、シーソーに何度も登る姿をずっとそばで見てきました。それをなんとか自分で打開しようと頑張りました。できるようになったときのふうの嬉しそうな表情と笑顔が、そのことを象徴しているようでした。

シーソー克服へ・その9「勝手に完結」_e0068836_2102887.jpg今思えば、そういう時期がようやく来たんだと思います。トレーニングを続け、肉体的にも精神的にも少しずつ成長し、強くなり、やっと頑張れる基盤ができたような気がします。あのとき、無理やり続けていてもできるようにはなっていなかったんじゃないかと思います。

シーソーを見ることもできなかった犬が、1年半という年月を経て、シーソーができるようになりました。これはすごいことだと思いました。
by shinobu8chobi | 2007-03-05 18:26 | シーソー練習